12. 無収入ニートでも社会貢献になる理由

戦略・思考

前回に引き続き、何が社会貢献かということについて、
僕の考えをもう少し書きます。

僕は幸いにして人間関係には恵まれている方で、
一緒にいるだけでとびきり楽しい時間を
過ごさせてもらえるような素敵な友人が何人もいます。
(僕が自由になっても退屈せずにいられるのは彼らのおかげでもあります)

その中の一人に、Mという友人がいます。
他の友人達と同様、彼も非常に性格がよくて、たくさんの人に好かれています。

どれくらいみんなに好かれているかというと、
彼が会社を辞めて無職になった時、
それならぜひうちに住んでくれと、
住居の提供を申し出る人が何人も現れたくらいです。
(結局今僕が借りてる家のひとつに夫婦で住んでもらってます。笑)

※参考記事「ホームレスのおっさんを生活保護したらウ○チこいて逃げられた話」

この記事で便器を掃除するのを手伝ってくれた彼です。

彼が好かれる理由の一部を挙げると…

友人のために自分を犠牲にできる、
面倒なことでも率先して引き受ける、
話が面白い、
ポジティブな感情を思い切り前面に出す、
色んな遊びを知っている、
ちっとも押し付けがましくない、
付き合いが良い、
とにかく気が効く、
etc…

まあ要するに、彼といると楽しくて心地いい時間を過ごせるということですね。

当然彼は友人も多く、遊ぼうという誘いもひっきりなしに届くようだし、
結婚式にもよく呼ばれて、スピーチなどを頼まれています。

彼は今は起業していてそれなりに収入もあるのですが、
仕事を辞めてしばらくは無収入の期間がありました。

無収入の期間は特にバイトなどをするわけでもなく、
起業準備に熱心なわけでもなく、
僕の家にタダで住みながら、
人に飯をおごってもらい、
友人たちに誘われるがまま遊びまくり、
いつも明け方までゲームをしたり、
漫画を読んだりしていました。

その姿はまさに世の常識人たちが忌み嫌うニートそのもの。

「働いて税金をおさめろ!」
「社会に貢献しろ!」

頭の固い人は絶対そう言うと思います。

でもね、僕が思うに、彼は無職の自堕落な生活を送っている時点で、
すでに社会貢献していたんですよ。

だって、彼が存在することによって、
友人たちや奥さんの人生を思い切り豊かにしていたんだから。

周囲のたくさんの人たちを笑顔にする。

これが社会貢献でなくてなんだというんでしょ?

実際に彼から楽しい時間という価値を提供してもらってる側からすれば、

「彼が1日8時間働いていない?
給料をもらっていない?
経済を動かしていない?
だから何?」

という感じです。

世の常識に従って就職し、誰にでも替えが効く仕事を週40時間やって、
月数十万の給料を受け取っているだけの人と、
限られた人数が相手でもかけがえのない価値を与えている彼。

なぜ後者の方が社会的に価値がないと断言できるんですかね。

僕には後者になる方がよほど難しくて、
よほど価値があることだと思えますが。

人は雇用や納税によってしか社会に貢献できないわけではありません。
経済や雇用とは離れた場所から人を幸せにすることもできます。

面白い動画をyoutubeにあげてファンを笑わせること、
綺麗なイラストを描いて見る人をうっとりさせること、
オリジナルの漫画や小説を書いて人を楽しませること、
音楽を演奏して人を夢中にさせること、
素晴らしいスポーツの試合を通じて人を感動させること・・・。

こういうのも十分社会を豊かにする行為ですね。
GDPは上がらなくても、世の中の幸福度は確実に増しています。

いや、そういう活動を通じて誰かのストレスが解消されたり、
誰かを勇気付けたり、誰かの心の支えになったりすれば、GDPだって上がるでしょう。

専業主婦でもヒモでも愛人でも引きこもりでも、
無収入のyoutuber、イラストレーター、漫画家、小説家、バンドマン、芸人でも、
その人が存在することによって誰か1人でも幸せになるのであれば、
その人が社会に存在する理由としては十分で、
十分社会貢献と言っていいと僕は思っています。

直接的に金が介在していない、
雇用体系に組み込まれていない、
納めている税金が少ない、
汗を流して苦しい思いをしていない。

だからこいつは社会貢献していない!

という意見はとても短絡的な視野の狭い発想ですね。

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